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SBSスタッフ、ドライバーの紹介予定派遣を開始

2013/10/11

SBSスタッフ(株)は、ドライバーの紹介予定派遣を開始することを発表した。

現在、物流業界では、少子高齢化や中型免許制度、さらには若者の車離れなどにより、ドライバー不足が大きな問題となっている。特に中小の運送事業者では深刻な状況となっており、ドライバーの募集広告に年間数百万円を費やす企業も珍しくない。

このような状況の中、同社は10月15日よりトラックドライバーを対象に紹介予定派遣を開始する。紹介予定派遣とは、派遣先に直接雇用されることを前提に一定期間派遣スタッフとして就業し、派遣期間終了時に企業と本人が合意した場合、採用される派遣方式だ。

紹介予定派遣は、一般派遣では禁止されている事前面接が認められており、さらに同社で受講したナスバネット(独立行政法人自動車事故対策機構が開発した運転者適性診断システム。ドライバーの性格、運転態度、認知・処理機能、視覚機能など多岐にわたる診断を行い、結果を診断書として発行する)の診断結果や運転記録証明書を提出することから、企業側は受け入れ前に人物像や適性などを把握した人材を確保でき、募集費も削減できる。また、最大6か月間の派遣期間中に企業側は本人の資質や能力など雇用するに相応しい人材かを見定めることができる。

一方、働く側にとっても、SBSスタッフに登録することで希望条件に見合った勤務先の紹介が受けられるほか、派遣期間を通して仕事内容や職場環境を確認でき、自分に合った職種、企業かを見極めることができる。加えて、正式採用後の労働条件や待遇なども書面で事前に確認できるため、安心して就職できる。

総合物流企業集団SBSグループの一員である同社は、物流業務に精通しているメリットを活かし、ドライバーを必要とする企業とドライバー職をめざす方、双方にメリットのあるきめ細かなサービスを提供し、ドライバー不足の解消に努めていくとしている。

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