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ヤマトHD、2019年3月期の通期業績予想を下方修正

2019/04/18

ヤマトホールディングス(株)は4月18日、1月30日に公表した2019年3月期通期の連結業績予想を下記の通り修正した。

●連結業績予想の修正
通期(2018年4月1日~2019年3月31日)(単位:百万円)
前回発表予想(A) 営業収益1,630,000 営業利益67,000 経常利益67,000 当期純利益37,000
今回修正予想(B) 営業収益1,625,000 営業利益58,000 経常利益54,000 当期純利益25,000
増減額(B-A)営業収益△5,000(増減率△0.3%)
営業利益△9,000(同△13.4%)
経常利益△13,000(同△19.4%)
当期純利益△12,000(同32.4%)

●業績予想の修正の理由
2019年3月期は中期経営計画の通り、働き方改革を確実に進捗させたほか、プライシング適正化、集配キャパシティの拡大に取り組んだ結果、取扱数量は下期に入り増加に転じる等、営業収益、営業利益とも前期に比べ増加したものの、一時的に費用が先行したため、上記の通り、前回発表予想から減少する見込みとなった。

営業収益はデリバリー事業で2019年3月期第4四半期もプライシング適正化によって、宅急便単価は想定を上回って推移したものの、取扱数量が想定を下回った。一方、ノンデリバリー事業では、新規営業の伸び悩み等から想定を下回ったため、全体では前回予想を50億円下回る見込みとなった。

営業利益は営業収益の下振れに加え、2020年3月期に向けた集配キャパシティ拡大に伴う費用および、3月の取扱数量予測のズレに伴う一過性費用が増加したこと等から、営業費用全体で前回予想を40億円上回る見込みのため、営業利益は前回予想を90億円下回る見込みとなった。

経常利益は営業利益の下振れに加え、海外関連会社における投資損失を約30億円見込むことなどにより、前回予想を130億円下回る見込みとなった。

親会社株主に帰属する当期純利益は主に経常利益の下振れにより前回予想を120億円下回る見込みとなった。

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