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12月の宅配個数は前年同月比1.1%減に

2019/02/28

国土交通省は2月28日、平成30年12月分のトラック輸送情報を以下の通り発表した。

●特別積合せ貨物
(1)平成30年12月の概況
調査対象24社の12月の輸送量は、622万7,936tで、前月と比べ総輸送量が約約33万2,000t増加したため、前月比105.6%(季節調整済み98.8%)となり、前年同月との比較では約19万t減少したため、前年同月比97.0%の実績だった。

なお、平均稼働日数は22.5日で、前月と比べ0.8日減少し、前年同月との比較では、0.8日減少であった。稼動1日当たりの輸送量は、276,797tで、前月と比べ 約2,4000t増加したため、前月比109.4%となり、前年同月との比較では、約1,000t増加したため、前年同月比100.5%の実績であった。

(2)宅配便の概況
調査対象14社の12月の宅配便貨物の取り扱い個数は約4億6,169万1,000個で、前月と比べて約9,157万8,000個増加したため、前月比124.7%(季節調整済み95.6%)となり、前年同月との比較では約513万4,000個減少したため、前年同月比98.9%の実績だった。

注1)平成28年10月より日本郵便(株)の「ゆうパケット」を宅配便として取り扱うことになった増加分を含む。
注2)平成30年4月より一部事業者の宅配便取扱個数の集計方法に変更が生じたため、平成30年3月以前の数値とは時系列上の連続性が担保されない。

(3)品目別および地域別輸送状況
調査対象25社(24社および品目別・地域別輸送状況回答1社)は前月との比較でみると、品目ごとでは工場・生産地からの貨物増および倉庫から出る貨物増が「「食料工業品」で見られた。

一方、工場・生産地からの貨物減が「農水産品」、「金属製品」、「化学工業品」、「繊維工業品」および「日用品」、倉庫から出る貨物減が「金属製品」、「機械」および「繊維工業品」、季節的需要減が「化学工業品」および「繊維工業品」で見られた。地域別では、「北陸信越」、「愛知」および「中国」で貨物減となっている。

前年同月比でみると、品目ごとでは、工場・生産地からの貨物増が「機械」で見られた。一方、工場・生産地 からの貨物減が「金属製品」、「化学工業品」、「繊維工業品」、「食料工業品」および「日用品」、倉庫から出る貨物減が「食料工業品」および「日用品」、季節的需要減が「食料工業品」で見られた。地域別では、「関東」、「愛知」および「中国」で貨物減となっている。

●一般貨物
(1)12月の輸送状況
全国の一般貨物トラック事業者(12月の回答事業者786社/調査対象事業者数1,009社)の輸送量は前月比98.0%、前年同月比98.8%となった。

●月ベースの輸送量(上)と宅配便取り扱い個数(下)の推移

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