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安川電機、次世代植物工場の研究開発に着手

2013/10/09

(株)安川電機は、中期経営計画「Realize 100」で掲げる新規事業創出の一環として、第一次産業領域への市場拡大を狙い、次世代植物工場システムの研究開発に着手したことを発表した。

開発の背景として、国内では農業就業人口の減少、食糧自給率の低下、また震災後の食に対する安全・安心意識の高まり、そして海外では発展途上地域を中心とした爆発的な人口増加、中東・アフリカ地域の砂漠化、さらには農薬による土壌汚染などの問題により、世界的な食の需給バランスが変化しつつある。

こうした状況から、農地以外における栽培や、天候変動に左右されずに安全・安心な無農薬野菜の栽培が可能な植物工場が注目されており、さらに大量生産できる植物工場システムへの期待が一層高まっている。

このような点から、同社がモノづくりで培った「モーション制御技術」「エネルギー変換技術」「ロボット技術」を結集し、安全・安心な野菜の大量生産が可能な「安川電機が考える次世代植物工場システム」の実現に向けて研究開発に着手した。

2015年の安川電機創立100周年に向けて研究開発を加速させ、2016年よりシステム販売事業をスタートさせる計画という。

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