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JPR、パレット利用時の労働生産性向上効果を算出

2019/01/17

日本パレットレンタル(株)(JPR)は1月17日、パレットを出荷に利用した際の労働生産性の向上効果を算出したと発表した。

同社はパレット出荷と手積み手卸しで運用した場合の生産性について定量的な評価を実施することで、パレット出荷における労働生産性の向上効果について考察した。労働生産性とは労働者1人当たり、あるいは労働1時間当たりでどれだけの成果を生み出したかを示すもの。
 
●評価方法
(公財)日本生産性本部監修のもと、パレット1枚当たりの出荷・入荷(納品)時間と、手積み手卸し時でパレット1枚相当分の商品出荷・入荷(納品)時間を比較検証。

●結論
パレット1枚当たり(出荷時間+入荷時間)の労働生産性は出荷時で約2.60倍、入荷時で平均約7.17倍の向上が見込める。その時間削減率は約75%。

●検討方法
食料品における出荷、入荷の2ケースにて、比較検証を実施。実際にJPRの顧客の協力のもと、現場で作業時間を測定している。

●JPRの提供する「P研」システムに適用
2017年度、「P研」システムで運用されたパレットの延べ出荷枚数は約3,274万枚。この総数にあてはめて効果を試算すると以下のような結果となる。
・時間削減:約263万時間の削減
・人件費:約69 億円の削減(人件費は時給を2,614円と想定)
・人員当たり:約1,369人分(勤務時間は1日8時間、月20日と想定)

●労働生産性評価報告書の発行
JPRレンタルパレットを利用することが働き方改革につながることを踏まえ、今回算出した結果を「労働生産性評価報告書」にまとめ、顧客に配布する。
・ページ数:4ページ(表紙、裏表紙含む)
・内容
(1)パレットの労働生産性評価について
(2)「手荷役方式」と「パレット方式」について
(3)検証・評価結果
(4)JPRの提供する「P研システム」にあてはめると
(5)1社で、仮に10万枚/年間を利用する場合
(6)結論ポイント

●検証の結論

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