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10月のトラック輸送量は前年同月比103.0%に

2018/12/27

国土交通省は12月27日、平成30年10月分のトラック輸送情報を以下の通り発表した。
 
●特別積合せ貨物 
 (1)本月の概況
調査対象24社の今月の輸送量は591万8,918t。前月と比べ総輸送量が約76万9,000t増加し、前月比114.9%(季節調整済み103.0%)となり、前年同月と比べて約172千トン増加し、前年同月比103.0%となった。

平均稼働日数は24.8日。前月と比べ2.8日増加し、前年同月との比較では0.7日増加した。稼動1日当たりの輸送量は23万8,666t。前月と比べ約5,000t増加し、前月比101.9%となり、前年同月との比較ではわずかに前年同月比100.1%となった。

(2)宅配便の概況
調査対象14社の今月の宅配便貨物の取り扱い個数は約3億6,010万3,000個。前月と比べ約4,087万7,000個増加し、前月比112.8%(季節調整済み105.9%)となり、前年同月との比較では約1,868万5,000個増加し、前年同月比105.5%の実績となった。
注1)平成28年10月より日本郵便(株)の「ゆうパケット」を宅配便として取り扱うことになった増加分を含む。
注2)平成30年4月より一部事業者の宅配便取扱個数の集計方法に変更が生じたため、平成30年3月以前の数値とは時系列上の連続性が担保されない。

(3)品目別および地域別輸送状況
調査対象25社(24社および品目別・地域別輸送状況回答1社)は前月比較でみると、品目別トータルで輸送量 が増加したと回答する事業者が多かった。品目ごとでは工場・生産地からの貨物増が全ての品目で見られ、商社・問 屋からの貨物増が「日用品」、倉庫から出る貨物増が「食料工業品」、季節的需要増が「金属製品」、「化学工業品」および 「日用品」で見られた。

地域別では、「東北」、「関東地方」、「北陸信越」、「中部地方」、「近畿地方」、「中国」および「福岡」で貨物増となっている。  前年同月比でみると、品目ごとでは工場・生産地からの貨物増が「金属製品」、「機械」、「化学工業品」および「食料工業品」、商社・問屋からの貨物増および季節的需要増が「日用品」、倉庫から出る貨物増が「金属製品」で見られた。一方、倉庫から出る貨物減が「日用品」で見られた。地域別では、「北陸信越」、「愛知」および「中国」で貨物増となっている。 
 
●一般貨物(今月の輸送状況)
全国の一般貨物トラック事業者(今月の回答事業者768社/調査対象事業者数999社)の輸送量は前月比115.2%、前年同月比104.1%となった。

●輸送t数の推移(上)、宅配便取扱個数の推移(下)

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