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トナミ運輸、第一貨物、久留米運送と共同運行・モーダルシフトを開始

2013/10/01

第一貨物(株)と久留米運送(株)は、幹線共同運行について合意にいたり、トナミ運輸(株)は、モーダルシフトによる久留米運送(株)とのコンテナ輸送で、幹線輸送の一層の効率化を促進すると発表した。

平成24年9月に、第一貨物(株)、久留米運送(株)、トナミホールディングス(株)は、輸送の良質なサービスと運行機能の効率化を主目的に、3社の合弁によるジャパン・トランズ・ライン(株)(以下、JTL)を設立し、3社の関東~関西間の幹線運行の一部を担ってきた。

その後、3社及びJTL間で九州直行便について協議を継続し、今回の共同運行・モーダルシフトを開始することとした。

第一貨物(株)と久留米運送(株)については、両社の事業用自動車を相互使用し、運転者の労働時間の改善及び、輸送の効率化を実現するとともに、リードタイムの短縮を含む輸送品質の向上等、顧客への最適な輸送サービスの提供をはかる。

トナミ運輸(株)と久留米運送(株)については、北陸⇔九州間の輸送のバランスをはかる観点から、北陸⇒九州をモーダルシフトによるワンウェイ・コンテナ化により、コスト効率化を目指す。

具体的には、 第一貨物(株)と久留米運送(株)は、第一貨物(株)の天童支店(山形県)から、久留米運送(株)の飯塚店(福岡県)に、運行車両の相互使用による輸送を計画、大阪府茨木市の北大阪トラックターミナルにおいて、シェークハンド運行として、平成25年10月1 日より開始する。

また、トナミ運輸(株)と久留米運送(株)は、トナミ運輸(株)の中央支店(富山県)から、久留米運送(株)の飯塚店(福岡県)に、ワンウェイのコンテナ輸送を計画、平成25年7月より輸送を開始した。
 
今後の取組については、平成25年9月30日、第一貨物(株)天童支店および久留米運送(株)大分支店より運行出発、翌10月1日午前9時30分、大阪府茨木市北大阪ターミナルにて車両を交換、同日、福岡経由大分および山形へ向け運行(乗務員と車両の動きのイメージは下記の通り)となる。今後、この運行便の状況を見ながら2便に増便体制を予定している。

今後、トナミ運輸(株)においても、第一貨物(株)・久留米運送(株)両社との輸送の往復バランス改善面で、相互の輸送効率化を実現すべく、継続して検討することとしている。

また、部分的な施設面の共用化や共同配達も試行を開始しており、より一層の規模の効果の拡大創出・実現につとめていくとしている。

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