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国交省、8月のトラック輸送情報を発表

2018/10/31

国土交通省は10月31日、平成30年8月分のトラック輸送情報を以下の通り発表した

●特別積合せ貨物
(1)今月の概況
調査対象24社の今月の輸送量は521万5,129tで、前月と比べ総輸送量が約63万3,000t減少し前月比89.2%(季節調整済み98.5%)となり、前年同月との比較では約6万5,000t減少し前年同月比98.8%の実績となった。
なお、平均稼働日数は22.5日で、前月と比べ1.6日減少し、前年同月との比較では0.2日減少。稼動1日当たりの輸送量は23万1,784tで、前月と比べ約1万1,000t減少し前月比95.5%となり前年同月との比較では約1,000t減少し前年同月比99.6%の実績となった。

(2)宅配便の概況
調査対象14社の今月の宅配便貨物の取り扱い個数は約3億3,351万1,000個で、前月と比べ 約5,705万8,000個減少し前月比85.4%(季節調整済み101.7%)となり、前年同月との比較では約901万7,000個増加し前年同月比102.8%の実績となった。

注1)平成28年10月より日本郵便(株)の「ゆうパケット」を宅配便として取り扱うことになった増加分を含む。
注2)平成30年4月より一部事業者の宅配便取扱個数の集計方法に変更が生じたため、平成30年3月以前の数値とは時系列上の連続性が担保されない。

(3)品目別及び地域別輸送状況
調査対象25社(24社および品目別・地域別輸送状況回答1社)は前月との比較でみると、品目別トータルで輸送量が減少したと回答する事業者が多かった。

品目ごとでは工場・生産地からの貨物減が全ての品目で見られ、商社・問屋からの貨物減および倉庫から出る貨物減が「日用品」、季節的需要減が「金属製品」、「機械」、「化学工業品」、「繊維工業品」、「食料工業品」および「日用品」で見られた。

地域別では、「東北」、「関東地方」、「北陸信越」、「中部地方」、「近畿地方」および「中国」で貨物減となっている。

前年同月との比較でみると、品目ごとでは工場・生産地からの貨物増が「機械」、「化学工業品」および「食料工業品」、倉庫から出る貨物増が「金属製品」で見られた。一方、工場・生産地からの貨物減及び倉庫から出る貨物減が「日用品」で見られた。

●一般貨物
(1)今月の輸送状況
全国の一般貨物トラック事業者(今月の回答事業者800社/調査対象事業者数1,012社)の輸送量は前月比96.3%、前年同月比101.2%となった。

●月ベースの輸送量(上)と宅配便取り扱い個数(下)の推移

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