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JPR、社内にデータサイエンティストの育成体制整備  

2018/10/31

日本パレットレンタル(株)は10月31日、年間出荷枚数4,200万枚にものぼるレンタルパレットの移動データ等、物流ビッグデータを分析・活用するため、社内でデータサイエンティストの育成体制を整備したと発表した。これにより物流のさらなる効率化に向けた展開を推進していく構えだ。
 
学校法人明治大学総合数理学部現象数理学科専任教授の乾孝治博士(理学)を講師に招き、座学およびワーキングを通してデータサイエンスを学ぶ社内人材育成体制を整えた。育成プログラムは乾教授とJPRによる共同開発。年間20名の社員が初級レベルのデータサイエンティストとして活躍できるようになる計画で、すでに今年度よりプログラムを開始する。
 
2018年度上期は、同プログラムでJPR所有のデータを活用し、以下のテーマに関する分析が進んでいる。
(1)デポ(レンタルパレットの貸し出し・返却拠点)ごとの混雑状況を把握分析し、デポ最適運用の検討

(2)過去のレンタルパレット納品枚数データと天候の関連性を分析し、天候による需要動向が把握可能かの検討

(3)曜日時間ごとのパレット返却オーダー集中度を鑑みた、受注する人員の適切配置についての検討

(4)RFIDタグ付きパレットをご活用中の顧客のレンタルパレット個体データを活用した、パレット運用の適正性についての検討

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