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物流連、第5回物流業界インターンシップ開催

2018/09/10

(一社)日本物流団体連合会は8月26日~30日の5日間、ベルサール秋葉原を主会場として、会員企業33社と共同で「第5回物流業界インターンシップ」を開催した。

昨年の 133 名を上回る計181名の学生が参加した。

物流連では、学生が普段見ることができない物流現場における業務体験を通じて、物流業の社会的重要性や先進性に対する理解を深め、業界の魅力を感じてもらうと共に、自己の職業意識の育成を図る機会を提供することを目的として、平成26年9月より毎年この時期に5日間のインターンシップを開催している。

初日の午前中は、参加者全員を集めたオリエンテーションとして、物流連の与田理事長の開会の挨拶の後、物流いいとこみつけ隊2名による学生に対するメッセージ、物流連の松田事務局長による物流業全般の基礎知識習得のための講演会が行われた。

続いて、参加企業33社が構えるブースに学生が自由に訪問できる業界研究セミナーが全7クール(1クール30分間)行われた。

学生は興味のある企業ブースを訪れ、多種多様の業種で構成される物流業について多角的に情報収集を行った。

2日目~4日目は、各企業での訪問・体験期間となり、参加学生に物流業を実際に目で見て肌で感じてもらうことを目的に、各社物流拠点の見学や座学、現場体験業務、座談会、ビジネスシミュレーションゲーム等、各社工夫を凝らしたカリキュラムを体験する貴重な機会となった。

最終日の午前中は、後援を受ける国土交通省総合政策局物流政策課の澤田課長補佐より「物流政策について」と題し、「物流の現状」や「新たな総合物流施策大綱と施策例」について講演が行われ、聴講した学生との間で物流業界をめぐる新技術の活用等について活発な質疑応答がなされた。

講演後、同インターンシップ4日間での参加学生間の情報共有を目的に、物流業をテーマとした企画提案型のグループワークが行われ、活発な議論・意見交換がなされた。

同日午後の座談会では、参加企業若手社員との交流の場として、物流いいとこみつけ隊を含む参加企業スタッフ総勢42名が、1名~2名で学生5名程度を担当する座談会をローテーションで4回行い、1人ひとりの学生の様々な質問に応答し交流を深め、5日間の全日程を終了した。

参加学生からは同インターンシップを通して、実際に物流施設を見学・体験することで物流業への理解が深まる良い機会となったとの声が多く上がっていた。

今後は「物流業界インターンシップ」の継続事業として来年1月に予定される「第5回物流業界研究セミナー東京」および初の開催を予定している「第1回物流業界研究セミナー大阪」に向け、鋭意準備を進めていくこととしている。

●8月26日の業界研究セミナー(上)、企業訪問・JR貨物(株)(中)、企業訪問・佐川急便(株)(下)

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