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物流連、新たな試みとして企業間クロス教育を実施

2018/07/31

(一社)日本物流団体連合会は7月31日、物流教育・研修のパイロット事業第1弾として6月28日と7月2日の2日間に会員企業の新入社員を対象に他の複数会員企業が講師となり、研修を行う「企業間クロス教育」を実施したと発表した。

企業間クロス教育は、人材育成・広報委員会(委員長:竹津久雄 日本通運(株)代表取締役副社長)の下に設置された会員企業の若手社員で構成される「物流いいとこみつけ隊」が企画・検討を行ったもので、今回が初開催となった。

同教育の目的は、会員企業が行う社員研修において、他社の事業である様々な輸送モードやサービスを教育カリキュラムに取り入れることで、受講生が自社の知識習得に留まらず幅広い物流業界の動向を知り、マクロ的視野の醸成、さらに同教育に参加する企業との人的交流を深めることにあり、こうしたことを通じて、これまでにない新しい発想や将来の物流に対する可能性を導きだせる高度な物流人材の育成に資することが期待される。

今回は、ヤマト運輸(株)、センコー(株)、鈴与(株)から招かれた3名の講師が、山九(株)の新入社員に対して、会社の概要、サービス内容、強みなどを講義し、質疑応答では、受講生から協業の可能性等活発な意見が出された。

最後に受講生に対して企業間クロス教育のアンケートを実施し、次回の物流いいとこみつけ隊の会合において、今回実施した内容を踏まえ、今後の方針等についてさらなる検討を行っていく。

●各社の講義風景。ヤマト運輸(上)、センコー(中)、鈴与(下)

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