2018/02/23

国土交通省は2月23日、自動車運送事業者の脳血管疾患対策ガイドラインを策定したと発表した。

同ガイドラインは、自動車運送事業者における運転者の脳健診受診等を促進し、健康起因事故の防止を図るため、脳血管疾患対策を進めていくために知っておくべき内容や取り組む際の手順等を具体的に示したもの。

近年は事業用自動車の運転者が疾病により運転を継続できなくなる事案の発生件数が増加。最多は脳血管疾患。事業用自動車の運転者への脳血管疾患対策が必要になっている。

同省はガイドライン策定にあたり産官学の幅広い関係者からなる「健康起因事故対策協議会」を設置。脳血管疾患対策等の在り方について議論がなされてきた。

●ガイドラインのポイント

（2）脳血管疾患のリスクが高い運転者への生活習慣改善指導

（3）脳血管疾患対策の必要性を社内全体で意識共有

（4）脳健診がどのようなものかを知り、社内での活用を検討

（5）脳健診受診の対象者など社内での進め方を決める

（6）脳健診受診の対象者など受診結果を受けて必要な精密検査や治療を受ける

（7）各検査、治療等の結果を踏まえて、医師からの意見を聞きながら適切に対応