[最新ニュース] 経営/政策

PALが物流ファンド設立、ロボティクス導入を支援

2017/11/01

(株)PALは10月30日、燦キャピタルマネージメント(株)と共同で、物流センター内のオートメーション化を促進させていくことを目的とした「ロジテックファンド」を設立すると発表した。物流センターごとに設立していく形態をとり1号ファンドは2017年11月に設立する。現在、同時に複数ファンドを組成中だ。

物流センター内の機械化・省人化が求められる昨今、何に投資を行うべきか、また誰がその費用負担を行い、高い生産性を確保した物流センターの運営を実施していくのかなどについて明確な答えがなく、物流センター内の機械化・省人化が進んでいない実体がある。国内物流におけるロボティクス市場は、直近では640億円程度といわれるが、20年後の2035年頃には1兆5,000億円規模へ急拡大するとの予測もある。

ロジテックファンドの設立は、物流セクターへのロボティクス導入を促進・支援していくのが目的。物流機械・ロボティクスへの投資を実施することで、オートメーション化を計画する荷主企業、物流事業者は、初期投資負担なく、最適なオートメーション化を整備することが可能となる。利用に応じた料金負担となる。

何へ投資を行い、どのようなロボティクスとオペレーションの組み合わせで運営するのか、また「フロー設計がベストなのか?」といった物流センター全体の生産性向上に向けたトータル設計は、PALがサポートする。

●PALの役割
<コンストラクション・マネジメント>
・人とロボティクスの協調フローを設計し、導入・セットアップを実施。
・採算やシミュレーション、フローの設計にとどまらず、センター全体のシステム制御等もサポート
<アセット・マネジメント>
・センター全体の高い生産性を確保すべく、最適なロボティクス並びにICTインフラ等の選定・導入・管理を実施
<プロパティ・マネジメント>
・生産性を高め続けて行くため、オペレーションとロボティクスのセットでの運営・メンテナンスと改善活動を実施。システム制御・サポート含む
・ロジスティクス 4.0に対応していく物流基盤の構築を推進していくため、金融スキームを活用し、物流センターに関わるステークホルダーの利害を一致させ、生産性を高め続けていく仕組みを構築

|↑一覧に戻る|