2020/10/22

日本通運(株)は10月21日、海運フォワーディング事業の強化を目的とした「グローバルNVOCCセンター」（GNC）を10月1日に設立したことを明らかにした。

同社は「日通グループ経営計画2023～非連続な成長"Dynamic Growth"～」の「コア事業の成長戦略」における事業軸アプローチとしてフォワーディングをコア事業の1つと位置付け、ベースカーゴである海上輸送の取り扱い拡大を目指している。日本を発着とする海運フォワーディング事業（NVOCC：Non-Vessel Operating Common Carrier）については日本を中心とした事業基盤・顧客基盤のもとに一定のプレゼンスを有してきたが、事業のさらなる成長のため、海運フォワーディングにおけるグローバルでの体制強化を図る。

今後はGNCに海外現地法人が行っていた一部業務の集約を行い、一括した利用船社の選定・購買、価格競争力のあるNVOCC商品の開発、海外各地で提供するロジスティクスサービスと組み合わせた新サービスの提供、サービス品質の向上・最適化のサポートなどを実施する。

●概要

名称：グローバルNVOCCセンター（GNC）

（本社海外事業本部　グローバルフォワーディング企画部内、2021年目途にシンガポール移転予定）

構成人員：10名（2020年10月1日時点）

業務内容：利用船社の選定・購買、NVOCC商品の企画・開発、オペレーション・決済関連業務