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メキシコ日通、自動車産業集積地に物流センター竣工

2020/10/02

日本通運(株)の現地法人、メキシコ日本通運(株)は、メキシコ・グアナファト州にあるコリナスアパセオ工業団地内に「グアナファト-アパセオ ロジスティクスセンター」を竣工し、10月5日から営業を開始する。

同州は自動車のセットメーカーのみならず、サプライヤーの企業も数多く進出しており、近隣のアグアスカリエンテス、ケレタロ、サンルイスポトシ等メキシコ中央高原(バヒオ地区)各州と合わせて自動車産業の一大集積地となっており、顧客の自動車関連部材の倉庫保管の需要が今後さらに高まっていくと予想される。

今回開所した同センターはメキシコ日通で蓄積した自動車関連物流のノウハウをもとに基本図面から自社で設計を行う等、自動車関連物流に特化して建設されており、顧客の生産計画に連動した高付加価値サービスの提供が可能となる。また、既存のケレタロおよびサラマンカの両拠点を集約することで同エリアでの業務効率化を図る。

●グアナファト-アパセオ ロジスティクスセンターの特長
・トラックドックを入庫と出庫で完全に分割し、自動車物流における作業効率を重視するほか、クロスドック業務に最適な設計としている。
・主要セットメーカーやサプライヤー等の倉庫に近く、ミルクラン輸送および米墨間輸送の集約基地として最適な立地。
・同社のグローバル在庫管理システム「REWARDS」との連携により、門前倉庫として顧客の生産計画に連動したジャストインタイム納品が可能。
・メキシコでの保税加工に必要な、IMMEX(※)ライセンスを保有している。
・作業の効率化を図るため、メキシコで新規導入となるサイドオープントレーラーの荷役が可能なキャノピーエリア(庇のある場所)を設置している。(サイドオープントレーラーは2020年11月運行開始予定)
・34か所のドックレベラーを設置し、時間ごとに出荷エリアを固定化することで、顧客の生産ラインに同期した入庫/出庫対応が可能。
※IMMEX 制度
最終加工後にアメリカ等のメキシコ域外に出荷することを前提として、材料/部品を輸入する際に免
税措置が受けられる。

●拠点概要
名称:メキシコ日本通運(株) グアナファト-アパセオ ロジスティクスセンター
 (NIPPON EXPRESS DE MEXICO, S.A. DE C.V. GUANAJUATO-APASEO LOGISTICS CENTER)
住所:Parque Industrial Colinas de Apaseo, Apaseo El Grande, Guanajuato Mexico
構造:鉄骨造平屋
敷地面積:6万2,370平方メートル
延床面積:1万5,982平方メートル
(内訳)
倉庫面積:1万4,196平方メートル
事務所:540平方メートル
庇部分他:1,246平方メートル
主要設備:高床ホーム、低床ホーム(キャノピーエリア)、24時間警備、CCTV、赤外線火災アラーム、LED照明設備
営業開始日:2020年10月5日(月)

●グアナファト-アパセオ ロジスティクスセンター外観(上)、サイドオープンコンテナ(中)、倉庫内部(下)

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