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SICK日本法人会長のベーズル氏が退任

2020/07/10

SICK AGは6月16日、長年取締役会メンバーを務めたラインハルト・ベーズル氏が6月30日付で退任すると発表した。

退任理由は、同氏が取締役執行役員を13年間務めたのち、取締役会で定められている定年に達したため。

同氏は2007年7月、SICK AGの執行役員に任命され、新たに設立された「ロジスティクスオートメーション」部門を統括。早い段階で、アジアにおけるSICKの関連会社を統括した。

また、過去数年、「Systems & Industries」部門の拡大に伴い、システム事業だけでなくファクトリ-オートメーション、ロジスティクスオートメーション、プロセスオートメーション事業をさらに発展させ、幅広いセクターアプローチと国際化に大きく貢献した。

センサスペシャリストSICKの「Systems & Industries」部門における同氏の統括分野は、現在の取締役会のメンバー5名に引き継がれる。 

また、これに伴い、ベーズル氏が務めていたSICK(株)(ジック・ジャパン)会長の後任として、マツ・イェクストルプ博士(Dr. Mats Gökstorp)が就任する。イェクストルプ氏は2013年5月1日以来取締役会メンバーとして、「販売&サービス」部門を管掌。2003年、スウェーデンのSICK IVPの買収に伴い、同社に入社。2007年に事業部長としてドイツに転勤し、経営メンバーとなった。近年はSICKグループのグローバルの販売およびサービスを統括している。

●ラインハルト・ベーズル氏経歴
1958年生まれ。ミュンヘンで情報科学専攻後、パークシュタインに拠点を置くWitron Logistik + Informatik GmbHで様々な役職を務め、1998年に同社の取締役に就任。2004年より、ノイトラウブリング所在のKrones AGで、子会社Syskron GmbHの取締役を兼ねる管理職として活躍した後、2007年にSICK AGの取締役に就任。5名の執行役員で構成されるSICK AGの取締役会は、2020年7月から引き続き取締役会会長ロバート・バウアー博士の下に運営される。

●マツ・イェクストルプ博士経歴
1965年スウェーデンのストックホルム生まれ。スウェーデンと米国で情報科学と工学を専攻し、1995年に博士号を取得。1993年、ベンチャー企業に入社し、開発から販売に至るまで様々な役職を担当。2001年から2007年まで代表取締役として活躍。

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