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鴻池/双日のインドでの医療物流事業をJICAが承認
鴻池運輸(株)は2月3日、鴻池メディカル(株)および双日(株)とともに、インド初となる次世代(中央・集中管理型)の医療物流センターの設立・運営事業について独立行政法人国際協力機構(JICA)の協力準備調査(PPPインフラ事業)の対象選定に共同で提案申請し、承認されたと発表した。
代表企業は鴻池運輸となる。
提案内容はインドのタミル・ナド州チェンナイ市のラジブ・ガンディ州立総合病院およびその他の州立病院等を対象に、効率的な集中滅菌施設と医薬品・医療材料の物流施設および物流網を整備することで、チェンナイ大都市圏におけるより良い医療サービスの提供を図ることを目的とする事業化のための事前調査。
具体的には、
(1)ラジブ・ガンディ州立総合病院の院内物流の改善
(2)手術用具の一括所有・管理・貸出を含む滅菌工場の建設・運営
(3)物流センターの設立・運営
の3点の実現を目指すもので、(2)と(3)は1つの建屋に集約する想定。
今年7月下旬をめどに2回、3社は現地での予備調査を行う予定。その結果がJICAに承認された場合、9月上~中旬と10月中~下旬に本格調査を実施する計画。そして、2021年1月中旬以降、事業化を推進していく予定。事業における各社の役割は鴻池運輸が事業全体のとりまとめ、タミル・ナド州との交渉・調整を、また鴻池メディカルが滅菌および医療物流の設計・運営のノウハウ提供を、双日が官民連携事業開発のノウハウ提供や医療周辺サービス事業の創出を想定している。
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