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カンボジア日通、プノンペンロジスティクスセンター竣工

2019/12/26

日本通運(株)は12月24日、同社現地法人のカンボジア日本通運(株)がプノンペン経済特別区(SEZ)に建設中だった多機能ロジスティクス倉庫「プノンペンロジスティクスセンター」を竣工し、12月23日に開所式を執り行ったと発表した。

開所式には、在カンボジア日本国大使館の三上正裕特命全権大使、カンボジア政府からは経済財政省関税消費税総局のクン・ニェム総局長をはじめ、顧客やパートナー企業等の関係者を招待し、日通の齋藤社長、同社南アジア・オセアニアブロック地域総括の竹添進二郎執行役員ら総勢約160名が出席した。

同センターが位置するプノンペンSEZは首都プノンペン市内から18km、プノンペン国際空港から8km、シアヌークビル港に繋がる国道4号線に面し、物流拠点として好適な立地にある。またGMS(※)の南部経済回廊上に位置し、タイ・バンコクとベトナム・ホーチミンをつなぐ物流の戦略地域としても注目されており、物流需要が今後さらに高まっていくと期待されている。

カンボジア日通では、同センターの設立によりロジスティクス機能を強化し、航空・海運フォワーディング、国内販売物流、製造物流(ジャストインタイム納品)、クロスボーダートラック輸送、空調施設を利用した保管・配送など、顧客のあらゆる物流ニーズに応えていく方針。

※GMS(大メコン圏):Greater Mekong Sub-regionの略称で、タイ・カンボジア・ラオス・ベトナム・ミャンマーの5か国と中国雲南省および広西チワン族自治区にまたがるメコン川流域の総称。

●拠点概要
名称:カンボジア日本通運(株)プノンペンロジスティクスセンター
   NIPPON EXPRESS(CAMBODIA)CO., LTD. PHNOM PENH LOGISTICS CENTER
住所:Lot P1-029, 030 Phnom Penh Special Economic Zone, National Road No.04, Komreang, Sangkat Kan Touk, Khan Komboul, Phnom Penh, Kingdom of Cambodia
構造:鉄骨・鉄筋コンクリート造、平屋、一部2階建て
敷地面積:4万平方メートル
延床面積:6,735平方メートル
(内訳)倉庫面積:4,620平方メートル(冷凍150平方メートル、冷蔵150平方メートル、定温1,062平方メートル含む)
    事務所:551平方メートル
    庇部分他:1,564平方メートル
主要設備:高床ホーム、両面接車バース、24時間警備、CCTV完備、非常用発電機
営業開始日:2019年12月23日(月)

●開所式の様子(上)、新倉庫の外観(下)

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