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日本がIMO理事国にトップ再選

2019/12/03

国土交通省は12月2日、11月25日から英国ロンドンで開催されていた国際海事機関(IMO)第31回総会で、29日にIMO理事国の選挙が実施され、日本はトップで再選を果たしたことを明らかにした。

●国際海事機関(IMO)第31回総会の概要
IMO総会は2年に一度開催されるもので、各国代表による一般演説に始まり、次期理事国の選挙、予算案の審議等が行われている。日本政府は御法川国土交通副大臣を代表とする政府代表団を派遣し、総会初日(11月25日)には御法川副大臣が一般演説を行い、海事政策における日本の貢献を広くアピールしたほか、IMOに対する期待と環境・安全における様々な課題に対して日本が引き続きIMOでの活動に貢献する決意を表明した。

また、今次総会では、IMO海洋環境保護委員会(MEPC)議長である国交省の斎藤海事局船舶産業課長が、技術的事項等を議論する第2委員会(※)の議長を務めた(日本人としては16年ぶり2人目)。
※IMO総会では一般演説、理事国選挙等が実施される全体会合のほか、予算等を審議する第1委員会と、技術的事項を審議する第2委員会が設置されている。

●次期理事国選挙
11月29日に行われた選挙の結果、カテゴリーA(主要海運国)において、日本は投票数164票(うち有効投票数163票)のうち157票を獲得。1位で当選し、引き続き理事国を務めることとなった(任期2年)。

●御法川副大臣の一般演説(上)、IMO総会の様子(下)

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