2019/01/09

京東集団は1月9日、中国の長沙市とフフホト市に自動物流機能を持った配送拠点「スマート配送ステーション」をオープンしたと発表した。

同ステーションではロボット配送と通常配送を担当し、両配送がフル稼働した場合、1日2,000個の荷物を配送できる。

配送ロボットは最大30個まで荷物を積み込むことができ、半径5km以内を自動配送する。配送ロボットに搭載した顔認証システムで、利用者は簡単で安全、性格に荷物を受け取ることが可能。また、自動で最短配送ルートを計算し、走行中は障害物を避け、信号を認識できる。

同社では、同ステーションの設置を同社の物流体制のグローバル化に向けた新たな一歩と位置づけており、同ステーションのモデルが世界中の各都市に広がり、同社の先進技術ち培われた経験を活かすことで世界の物流効率の向上に貢献していく構えだ。

同社はオンラインとオフライン（実店舗）、物流機能まで融合させた「ボーダーレスリテール」を提唱。「ボーダーレスリテール」とは、消費者にいつでも、どこでも、オン・オフラインの境界線すらも越えて快適に消費できる環境を提供する世界を指し、同社では小売業のあるべき姿と考え、中国国内の「小売業者No.1」「物流網No.1」の強みを活かし、積極的なイノベーションを継続させながら、そこに近づくためのサービスの提供に取り組んでいる。

●長沙市スマート配送ステーションの動画