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双日ロジスティクス、インドネシアに物流事業会社設立

2013/06/20

双日ロジスティクス(株)(本社:東京都千代田区)は、伊勢湾海運(株)(本社:名古屋市港区)及び現地パートナーと共に、双日の手掛ける工業団地「グリーンランドインターナショナルインダストリアルセンター(GIIC)」内に、総合物流サービスを行う合弁会社、アイ・エス・ジャヤ・ロジスティク(PT. IS JAYA LOGISTIK)(ISJL)を設立したと発表した。

同社は、この他、ベトナム、インドにおいても工業団地事業を展開しており、進出企業に対する現地法人設立手続き、工場建屋建設に加え、操業前の生産設備の調達・輸出入・通関・工場への搬入及び据え付け、操業後の倉庫・物流サービスといったロジスティクス機能の提供や原材料の調達などの総合的な支援を、同社グループで行っている。

GIICは、ジャカルタ中心部から東へ37km のブカシ県に位置し、チカンペック高速道路の専用インターチェンジに直結していることから、港・空港へのアクセスが便利だ。

また、同高速道路沿いに集積するジャカルタ東部工業団地群の中心に位置するため、周辺工業団地へのアクセスも最適なロケーションになっている。

同社は、これまでASEAN各国の拠点を通じ日系企業の海外進出を支援してきた。近年インドネシアへの生産工場の進出が加速するなか、ISJLは、物流上、最適なGIICに拠点を構え、工場設立から稼働までの最適な提案・サービスを強化し、物流事業を展開する。また現在、GIIC内の 8.8haの敷地に、パートナーである PT. ISEWAN INDONESIAが、重量物・一般貨物用倉庫(30トン天井クレーン設置)を建設中で、入居企業様のみならず、ジャカルタ近郊エリアでの工業団地物流サービス(IPLS:Industrial Park Logistics Service)をさらに拡充していく。

インドネシアは、過去5年において経済成長率は平均6%を上回っており、ASEANの中でも安定した経済成長を持続させている。近年のGDP増加により二輪・四輪・家電等の内需が経済をけん引している。特に自動車に関しては、2012年において新車販売台数が111万台と初めて100万台を突破し、2013年は低燃費の小型車優遇政策が導入されることも後押しし、さらなる販売増が見込まれている。

一方で、ASEAN域内外の自由貿易協定の締結が実行段階にあり生産拠点としての重要性が増している事、一極集中によるさまざまなリスクを分散し、盤石な生産体制の構築が求められている事などから、ASEAN域内のみならず、ASEANをひとつの地域としてとらえ、インド・中国との間で部品を共有するなど、陸・海・空のあらゆる輸送ニーズが一層高まってきている。

<ISJL社の概要>
会社名:PT. IS JAYA LOGISTIK
所在地:PT. ISEWAN INDONESIA倉庫内(GIIC の出入口に位置)
資本金:172億ルピア(約1.8億円)
株主構成:双日ロジスティクス 24.5%、PT. ISEWAN INDONESIA 24.5%、現地パートナー MBL社 51.0%
営業開始時期:2013年7月予定
事業内容:国内物流サービス(IPLS、国内物流、倉庫サービス等)、国際物流サービス(設備機械複合一貫国際輸送サービス、CBTS、輸出入Forwarding Service、通関サービス等)

<GIICの概要>
同社が、インドネシア最大の華僑財閥であるシナルマスグループと共同で開発した複合都市開発事業(工業団地・住宅・商業・ブカシ県庁他公共施設を含む総開発面積:約3,000ha)である『デルタマスシティ』内の工業団地。
正式名称:GREENLAND INTERNATIONAL INDUSTRIAL CENTER
用地規模:約1,300ヘクタール(第一期 700ヘクタール、第二期 600ヘクタール)

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