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フェデックス、中越新ルート就航で日本の貨物にも恩恵

2018/07/25

フェデックス エクスプレスは7月25日、ベトナムのノイバイ国際空港と広州白雲国際空港間に新ルートを就航したと発表した。

中国の広州白雲国際空港にある同社のアジア太平洋地域ハブは、アジア域内の貨物輸送における重要な貨物集約拠点。広州からハノイのルート就航によって日本・ベトナム間の貨物輸送にも恩恵をもたらす。

フェデックス・インターナショナル・プライオリティ(IP)、あるいはフェデックス・インターナショナル・プライオリティ・フレイト(IPF)を使用する場合、輸送時間が1日になり、フェデックス・インターナショナル・エコノミー(IE)、あるいはフェデックス・インターナショナル・エコノミー・フレイト(IEF)の場合は2日間を要する。

新ルートのフライトは火曜日から金曜日にボーイング757型機を使用して運行される。既存のフライトと合わせると、ハノイには以前の週1日ペースの運行から週5日(月曜日から金曜日)ペースとなり、輸送能力とスピードの向上はベトナムに関連するビジネスの発展に寄与する。
 
ベトナム市場は日本企業の製品生産拠点として、また新たな消費マーケットとして注目されており、2017年の対日貿易では輸出・輸入ともに前年比2桁増を記録(外務省のデータに基づく)。日本企業の進出も活発で、2017年にはベトナムで新たに1816拠点が新設された。そのうち801拠点が製造業である点からも日本とベトナム間の物流ニーズの継続的な拡大が期待される。

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