シカゴオヘア空港の西に位置する新倉庫は在庫保管を行なうエリアを9,000平方メートルに拡張、中西部 一帯の倉庫需要に対応可能。自動車部品、航空機部品のほか、Class3の危険品、医薬品、化学品、生鮮食品など幅広い取り扱いを行っている。在庫管理システムなどのITを活用したロジスティクス機能を拡充、TAPA（警備の専門家やハイテク企業などの警備担当者が参画する非営利団体）のClass A認証とC-TPAT（米国国土安全保障省の政府機関である税関・国境取締局のセキュリティ・プログラムのことで、国際的なサプライチェーンと米国国境におけるセキュリティの強化、向上を図る協力関係を築いていくための政府と産業界共同による自主的な取り組み）認証を取得している。新倉庫は様々な製品・部材を集約、分散していくための中西部一帯の輸配送基地として活用出来る広さと能力を持った施設だ。

また、CFSを航空貨物・海上貨物共用にしたことで、同日に到着する輸送モードの異なる貨物の混載配送やクロスドック（複数のベンダーから貨物を集荷し物流センターに集め、各方面別に貨物を仕分けして配送を行う方法）が容易になるなど、より効率的な取り扱いが可能となった。今後需要の高まる米墨間のゲートウエーであるラレードロジスティクスセンターへのシャトル便の増便も顧客のニーズに合わせて対応するという。

＜シカゴ支店の概要＞

名称：Yusen Logistics (Americas) Inc. Chicago Branch

住所：1300 Busse Road, Elk Grove Village, IL 60007, U.S.A.

倉庫面積：1万8.030平方メートル（内 1,400平方メートル定温庫、280平方メートル冷凍・冷蔵庫）

営業開始日：May 20th, 2013

立地：シカゴオヘア空港から西に約15km