2013/05/21

独立行政法人日本貿易振興機構（ジェトロ）は、日本のサービス産業のビジネス拡大を支援するため、中国・北京市において開催される第2回中国（北京）国際サービス貿易交易会（5月28日～6月1日）にジャパン・パビリオンを設置すると発表した。

併せて5月30日には、日本の優れたサービスへの理解を深めるため、「日中物流サービスシンポジウム」を開催し、日本の物流サービス産業企業の代表取締役クラス等による講演を実施する。

中国におけるサービス産業は、第十二次五か年計画の中で産業構成の最適化・高度化における重点分野と位置づけられ、数値目標としてGDP比率で同計画策定時点における43％から47％（日本は現在約75％）への引き上げが明文化されるなど、消費市場としての注目が高まっている。

このような状況の中、昨年、中国政府がサービス産業に特化した初めて国際展示会である、「中国（北京）国際サービス貿易交易会」を開催し、今年もその第2回目が開催されることとなった。

第1回目は延べ来場者数およそ10万人、全体の成約額は601.1億米ドル。また、ジャパン・パビリオン出展者においては複数者が新規契約を締結するなどの成果があった。

同機構としては、中国に対して日本の優れたサービスを効果的にアピールできる場と捉え、ジャパン・パビリオンを設置し、日本企業のビジネス拡大の支援を実施する。また、シンポジウムは、我が国物流サービスの優位性を世界にアピールし、参加者の理解を深め、我が国サービス産業の海外進出の一助につなげることを目的としている。

＜第2回中国（北京）国際サービス貿易交易会およびジャパン・パビリオンの概要＞

会期：2013年5月28日（火）～6月1日（土）

会場：中国・北京　中国国家会議中心

主催：中国商務部、北京市人民政府

＜ジャパン・パビリオンの概要＞

面積・コマ数：210平方メートル・15コマ

出展企業数：9社・団体

＜日中物流サービスシンポジウムの概要＞

日時：2013年5月30日（木）10：00～12：00

会場：北京北辰州際酒店（インターコンチネンタルホテル）Ball Room B

主催：日本貿易振興機構（ジェトロ）

スピーカー：

在中国日本国大使館　特命全権大使　木寺昌人 氏

日本通運(株)　代表取締役社長　渡邉健二 氏

ヤマトホールディングス(株)　代表取締役会長　瀬戸薫 氏