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カトーレック、インドで車載機器製造の合弁会社設立

2017/02/22

カトーレック(株)とインドのUNO MINDAグループのMinda Industries Limitedは2月22日、インド国内において、EMS(Electronic Manufacturing Service:電子機器製造受託サービス)事業の合弁会社を設立する契約を締結した。今後、車載製品の需要が高まるインド市場において、車載向けのプリント基板実装や完成品アセンブリの受託サービスを提供し、事業拡大に取り組む。

Minda Industries Ltd.は現在、プネーのSAC(センサ・アクチュエータ・コントローラ)部門において電子機器の製造を行い、Tata Motors、Mahindra、General Motors besides HMSI、Hero Moto Corp、Bajaj Autoなどの自動車や自動二輪車のメーカーに供給中。UNO MINDAとカトーレックの協業により、車載用電子機器の製品開発および技術分野においてシナジーを発揮し、インドにて高品質な車載電子機器の製造を行うことで自動車メーカーと最終顧客の両方に対してより大きな貢献をしていく。

MINDAのNirmal K Minda会長は「技術進歩に伴いカーエレクトロニクスの領域はより一層拡大することが予測されます。カトーレックとの合弁会社設立により、我が社の製品ポートフォリオをさらに強化し、お客様に付加価値の高い製品を提供します。」とコメントした。

カトーレックの代表取締役社長加藤英輔氏は「MINDAとの合弁会社設立により、インド国内で高品質のEMSを提供することで、お客様のインドにおける海外事業戦略に貢献できるものと確信しています。」とコメントした。

カトーレックは現在、自動車のフロントパネルやバッテリーセンサー、スマートキー等の車載機器、民生・産業機器も含め幅広い分野で、プリント基板実装や完成品組立をグローバルに受託しており、今回のインドの合弁会社を含めると9か国、計12工場となる。成長市場であるインドは重要な地域で、同国で高品質な製造受託サービスを提供することで、顧客の事業拡大をサポートする。

●合弁会社概要
社名:Minda Katolec Electronics Service Private Limited.
合弁契約締結日:2017年2月22日
生産拠点:インド共和国マハラシュトラ州プネー
事業内容:電子機器の製造受託サービス(プリント基板の実装および完成品のアセンブリ)
初期投資額:4億インドルピー
出資比:MindaIndustriesLtd.:51%、カトーレック株式会社:49%

●写真中央左より加藤英輔社長とNirmal K Minda会長

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