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ミシュラン、ロボレース社の公式タイヤ・パートナーに
ミシュランは2月1日、無人・完全自動運転車のレースを主催するロボレース社から公式タイヤ・パートナーとして指名されたと発表した。
ミシュランは125年以上にわたるタイヤ開発の技術を活かし、ロボレース社と共同でロボカー向けタイヤの開発に取り組んでいる。ロボレース社は想像を超えるような車両開発領域を目指し、世界の優秀なサプライヤーと提携している。ロボレースで使用されるタイヤは、ロボカーのスピードや過酷な走行条件に対応できることはもちろん、一般的な車両での使用にも適合している必要がある。これは、ロボレースが「消費者に利益をもたらす自動運転技術をソフトウェアとハードウェアの両面において、迅速に市場に投入する」ことを目指しているためだ。
今回、ミシュランはDrive PX2テクノロジーを持つ人工知能をロボカーに提供するNvidia社、すべてのパワーエレクトロニクスを提供する電動トラックメーカーであるCharge社に次いで、ロボレース社が公式に発表した3社目のグローバル・パートナーとなる。
ロボレース社CEOのデニス・スヴェルドロフ氏は以下のように語る。
「ミシュランを当社のパートナーに迎えたことを大変誇りに思います。当社のパートナーはリスクを厭わず、自動運転の実現を目指しています。これにより私たちの暮らす街は環境に優しく、安全で静かなスマートシティとなり、日々の暮らしが向上するでしょう。ミシュランのスタッフには会う度に感銘を受けました。彼らはモビリティが将来どのように変化し、その変化がもたらす大きなチャンスを十二分に理解しています。可能性が現実へと進化する世界を創造するために当社、そしてミシュラン自身をも鼓舞しています。ミシュランの安全やイノベーションに対する貢献、また当社とミシュランの両社が実現可能な最高のソリューションの創造を目指して互いに努力することにより、完璧なパートナーシップが生まれるのです」
また、ミシュラン・モータースポーツディレクターを務めるパスカル・クアスノンは以下のように述べている。
「ロボレース社との提携を大変うれしく思っています。我々はレースの進展を注意深く見守り、これまで様々なテストを続けてきました。ロボレース社のレースに向けた自動運転技術やハードウェアの開発スピードには驚いています。自動運転技術は実現に近付いており、当社は研究開発の先頭に立つことを目指しています。ミシュランは技術革新、及び当社の製品を次のレベルに押し上げるグローバルなイベントやモータースポーツへの参画に尽力してきました。そして今、ロボレースは当社の専門技術やノウハウを自動運転に応用すべく特別な機会を提供してくれています。ミシュランは未来の一部となるのではなく、未来を創り出す一助となることを願っています」
ミシュランは世界のタイヤメーカーのリーディングカンパニーの一つであり、SUPER GTやル・マン24時間耐久選手権、FIA世界ラリー選手権、MotoGP(TM)など、世界の様々なモータースポーツに挑戦し、レースで得た結果を市販タイヤにフィードバックしている。また、電気自動車を用い市街地コースで開催されるFIAフォーミュラE選手権の設立パートナーであり、公式タイヤ・サプライヤーとなっている。自動運転車レースの代名詞ともなっているロボレースでも、世界で最も革新的な技術、及び商品化のスピードを加速するべくハードウェア、ソフトウェアの性能開発を行う自動車メーカーに対し、プラットフォームを提供している。
●ミシュランタイヤ装着ロボカー(イメージ)
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