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豊田通商、カンボジアでテクノパーク事業の営業開始

2016/09/16

豊田通商(株)が100%出資するカンボジア・ポイペトの工業団地運営会社Techno Park Poi Pet Pvt. Co. Ltd.(テクノパークポイペト)は、SANCO経済特区工業団地にて建設を進めていた工場建屋を完成させ、9月1日より営業を開始した。

それに伴い9月16日に進出企業の代表者などが参加し、安全を祈願する式典を執り行った。今年度中に計6社の進出が予定されており、今後カンボジアに進出する企業ニーズに応じた工場賃貸、拡張にも取り組む。

テクノパークポイペトはメコン地域を横断する南部経済回廊上で2015年5月に設立した。タイ国境に位置し、バンコク中心部から約230km/約4時間で到着するため「タイプラスワン」の生産拠点エリアとして注目されている。

今回、従来のテクノパーク事業で提供してきたサービスに加え、追加されたサービスは以下の2つ。

1.加工請負
タイ進出企業の工程の一部、労働集約型工程作業(バリ取り、梱包、切断、縫製など)をカンボジアの安価な労務費の強みを生かして競争力ある請負作業を提供する。他のメコン地域と比べ、カンボジアの労務費が安価であることを生かし、進出企業の効率よいモノづくりに貢献する。

2.人材教育・派遣
カンボジアの労働人口の半数は農業従事者が占めており、製造業従事者の確保が課題となっているため、これまで農業しか行ってこなかった人々に製造業従事者教育を実施、進出企業への人材派遣を行う。

同社は1998年にインド・バンガロールでテクノパーク事業を開始以来、インド4か所、タイ、インドネシア、カンボジアの計4か国7か所で事業を展開してきた。とりわけカンボジアは年7%前後の高い経済成長率を維持し、今後も労働人口増加が予想されていることから、今後日系企業を中心に労働集約型製造業などの進出が期待されている。

●テクノパーク ポイペト概要
所在地:カンボジア バンティミエンチェイ州 ポイペト市(SANCO経済特区)
建屋面積:約8,000平方メートル
事業内容:土地/工場賃貸(事務所含む)、請負加工、給食提供および総務/経理/財務/人事総務/人材派遣などの事務系業務の代行
設立時期:2015年5月
資本金:US$3.01百万(約3億円)
出資構成:豊田通商100%

●工業団地の外観

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