2016/08/25

ヤマトグループとサイアム・セメント・グループ(SCG)は8月25日、タイ国内で宅急便サービスを提供する合弁会社の設立に合意した。合弁会社SCG Yamato Express Co., Ltd.は、SCG セメント-ビルディングマテリアルズが65％、ヤマトアジアが35％を出資。SCGのタイ国内でのB2B全国配送ネットワークに、ヤマトグループが日本で培った宅急便のノウハウを融合させ、タイ国内での事業展開を進める。

同国は現在、世界各国から自動車メーカーや電化製品のメーカーが工場を建設するなど、東南アジアの中でも製造拠点として重要な位置づけとなっており、同時に、スマートフォンの普及に伴い、Eコマース市場が著しい成長を見せ、マーケットプレイス出店者に代表される個人間でのもののやり取りによって小口配送の個数が伸長している。

この度、両社でタイ国内での宅急便サービスを提供する合弁会社の設立に合意し、小口配送ネットワークを拡大していくことで、法人・個人の双方にとって最適な物流を提供し、より便利で快適な社会の実現に貢献していく。

●合弁会社概要

会社名：SCG Yamato Express Co., Ltd.

設立：2016年10月（予定）

事業開始：2017年1月（予定）

資本金：633 million Baht（1,893百万円）

株主及び

出資比率：SCG Cement-Building Materials Co., Ltd.：65％（411 million Baht / 1,230百万円）

YAMATO ASIA PTE. LTD. ：35％（222 million Baht / 663百万円）

※1Baht＝2.99円換算