2016/08/17

横浜冷凍(株)(ヨコレイ)は8月10日、大黒物流センター（横浜市鶴見区)で、JICA（独立行政法人国際協力機構）主催の「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ」（African Business Education Initiative for the Youth＝ABEイニシアティブ）第2期研修生ら5か国14名を招き、昨年に引き続き2回目となる施設見学会を実施した。

ABEイニシアティブは、2013年の第5回アフリカ開発会議において、安倍総理から表明された、将来アフリカにおける日本企業の経済活動の水先案内人となる人材育成を目指し、日本での教育とインターンシップの機会を提供する取り組み。日本の優れた技術を学び日本企業への認識を深めるため、5年間で1,000人の優秀なアフリカの若者が来日する予定だ。

昨年も同センターでABEイニシアティブ第1期生ら4か国17名を招待した見学会を実施し、参加者に大変好評を博したことから、今回2回目の開催となった。冒頭、松原取締役関東ブロック長の挨拶の後、現場担当者の説明による施設見学会が行われた。

見学会では、参加者から冷却設備の仕組みやメンテナンス方法、社員の労働時間、労働条件など子細な部分にまで質問が挙がり、コールドチェーンサービスに関する強い興味が伺われた。また、アフリカ諸国ではコールドチェーンは、まだ未整備な状況にあることから、母国の将来のために日本の先進的な冷凍技術を勉強して理解を深めよう、という意識が強く感じれたという。