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日通、カンボジア発複合輸送サービスの取り扱い開始

2016/08/01

日本通運(株)は8月第1週から、カンボジア発日本向け複合輸送サービス「NEXSAO-CAMBODIA SAT」を充実させ、4つの経済特区を抱えるカンボジア・バベット地区発送貨物の取り扱いを開始する。

従来、カンボジア発日本向けの海上混載輸送はトラックを利用したシンガポール港経由、トラックまたは河川を利用したベトナム・ホーチミン港経由で行われてきたが、港や国境で荷物を積み替える作業が必要だった。

同社は2014年に日系物流企業で初めてカンボジア・ベトナム両国間を同一車両で通行できるベトナム政府の許可を取得し、国境・港での積み替え作業を行わないコンテナ貸切・陸海一貫輸送サービス「CAMBODIA-SAT」の販売を開始。また2015年7月にはプノンペン発東京向けで、コンテナ1本に満たない貨物を積み合わせる混載サービスを、同年11月には大阪向けも開始してきた。

一方、カンボジアではベトナム国境に近いバベット地区に複数の経済特区が設置され、同地区から日本向けの輸出ニーズが高まっていた。

今回、同地区にサービス拠点を設けることで従来比最大3~5日の輸送日数短縮が可能(同社比)となった。

●商品の概要と特徴
トラック+海上輸送の場合でそれぞれ以下の輸送日数とコストになる。
(※コストはカンボジアSATを1とした場合の比較)
週1回の定期運行
東京向け:毎週木曜日預かり、翌々週月曜日CFS搬入(11日間)
 ⇒従来サービスより3日短縮。
大阪向け:毎週水曜日預かり、翌々週火曜日CFS搬入(13日間)
 ⇒従来サービスより5日短縮

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