㈱コマースロボティクスは4月8日、同社の、年間6,000万件を処理するOMS・WMS一体型システム「コマースロボ」においてグローバルEC企業向けに、Salesforce Commerce Cloud(SFCC)とのデータ連携機能をカスタマイズ開発・納品し、4月1日より本格運用を開始したと発表した。

Salesforce Commerce Cloud(SFCC)は、世界中のブランドに採用されているクラウドベースのB2C/B2B向けECプラットフォーム。AI機能やオムニチャネル対応、高度なカスタマイズ性を備え、数百万ドル規模のエンタープライズECに適したソリューションとして広く利用されている。

一方、日本国内の物流現場において入出荷業務を行うためには、WMS(倉庫管理システム)との連携が不可欠。SFCCは柔軟性が高い反面、外部システム連携においてはWMS側にも高度なカスタマイズが求められる。

今回、同社はグローバルEC企業向けにSFCCとのデータ連携を前提としたWMSカスタマイズを実施し、本格運用を開始した。同事例により、同様の要件を持つグローバル企業に対しても、再現性の高い導入・カスタマイズが可能と同社は考えている。

同社では、要件定義から開発・運用サポートまでを英語で対応可能な専任チームを有しており、グローバル企業とのプロジェクト推進体制を整えている。クラウドWMS提供企業の中でも、英語によるカスタマイズおよびサポートに対応可能な企業は限られている。なお、同社はこれまでに200社以上の海外EC企業の運用支援実績を有している。

SFCCとコマースロボのSFTP連携

●特徴(今回の連携内容)
①出荷指示連携
②在庫履歴実績連携
③出荷実績連携
④梱包実績連携

●評価される3つのポイント
①既存のSalesforce環境を活かした「オーダーメイド連携」
標準的な連携パッケージでは、システムの仕様に業務を合わせる必要があった。
コマースロボは、顧客がすでに作り込まれたSalesforceのデータ構造や独自オブジェクトに合わせ、柔軟にカスタマイズ連携を構築。現在の運用フローを止めることなく、物流DXを実現できる柔軟性が高く評価されている。

②事務と現場の「情報の分断」をゼロにする、圧倒的なリアルタイム性
Salesforce上の受注・商談データが、即座にコマースロボ(WMS)の出荷指示へと変換される。CSVの書き出しや再入力といったアナログな工程を徹底排除することで、事務工数を大幅に削減。同時に、倉庫側の在庫状況や配送追跡番号がSalesforceへ自動フィードバックされるため、CS対応のスピードも飛躍的に向上する。

③「CRM戦略」を物流現場のオペレーションに直結
「特定条件の顧客への同梱物指定」や「購入回数に応じた配送ランクの切り替え」等、Salesforceが持つ高度な顧客データを活用した出荷ロジックを実装可能。CRM(顧客管理)と物流が一体化することで、顧客1人ひとりに最適化された配送体験を提供でき、LTV(顧客生涯価値)の向上に貢献する。