三井倉庫エクスプレス㈱と三井倉庫サプライチェーンソリューション㈱は3月12日、IATA(国際航空運送協会)策定のリチウムイオン電池に関する航空輸送品質認証「CEIV Lithium Batteries」の取得に向けて準備を進めてきたが、三井倉庫サプライチェーンソリューションが2025年2月27日付、三井倉庫エクスプレスが翌2月28日付で認証を取得したことを明らかにした。

リチウムイオン電池は、あらゆる分野で需要が高まる一方、複雑化するサプライチェーンにおける輸送上の安全性確保が最重要課題とされてきた。両社は2024年10月より成田国際空港㈱が主催するコミュニティに参画し、スタッフの教育、各種手順書の作成、リスクの評価等を含めた安全・品質管理体制の構築に取り組んできた(※)。

今回の認証取得を通じて、両社はリチウムイオン電池の取り扱いについて、グローバル基準に対応した安全で高品質な輸送を国内外問わずワンストップで提供することが可能となったとしている。

●CEIV Lithium Batteries(The Center of Excellence for Independent Validators in Lithium Batteries)
IATAが策定したリチウムイオン電池の航空輸送品質認証プログラム。高い安全輸送品質を保ったサプライチェーンの構築を目的とし、リチウムイオン電池の航空輸送におけるグローバルでの統一基準により、安全性、セキュリティ、コンプライアンス、効率性を確保している。

※CEIV Lithium Batteriesの成田空港コミュニティに参画
https://www.mitsui-soko.com/news/20241008