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パナソニック、マレーシア工場でHIT太陽電池の出荷を開始

2013/02/08

2月7日、パナソニック(株)は、2012年12月13日に生産を開始した太陽電池の生産拠点であるマレーシア新工場から、発電量トップクラスのHIT太陽電池を本日より出荷し、日本をはじめとする市場の旺盛な需要に対応することを発表した。

マレーシア新工場は、同社としては初めて、ウエハから、セル、モジュールまでの一貫生産体制を構築し、輸送費用の削減、現地部材の活用等により、コスト競争力の更なる強化を図る。

同社はこれまでHIT太陽電池セルの生産を二色の浜、島根の2工場、モジュールの生産を二色の浜、滋賀、ハンガリーの3工場で行っており、セル、モジュールそれぞれの年間生産能力は600MW。マレーシア新工場の年間生産能力は300MWで、これにより同社の生産能力は現在の1.5倍にあたる900MWへ拡大する。

今後は従来のモジュール販売に加え、パワコン、蓄電池等を組み合わせたソリューションの提案を強化し、幅広い顧客のニーズに対応していくという。

<新工場の概要>
所在地:マレーシア ケダ州 クリム ハイテクパーク工業団地
竣工:2012年12月
生産品目:HITR太陽電池の生産(ウエハ、セル、モジュールの一貫生産)
建屋面積:約7万平方メートル
従業員数:1,500名程度
生産能力:年産300MW

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