[最新ニュース] グローバル

UPS、中国―欧州間の鉄道輸送サービスを開始

2014/07/18

UPSは、中国―欧州間の輸送ポートフォリオに、鉄道によるコンテナ輸送(FCL)サービスを加えたことを発表した。これは、顧客にさらに多様な国際輸送サービスの選択肢を提供することを目指す、同社の一連の取り組みの一つだ。

同サービスは、中国・成都からポーランド・ウッチへ、および中国・鄭州からドイツ・ハンブルグへの2本のルートで提供される。同サービスと同社の統合された陸上輸送ネットワークを組み合わせることにより、海上輸送よりも最大50%速く、一般航空輸送よりも最大70%低コストのサービスが実現する。さらに同社のテクノロジーを活用することにより、高い可視性の確保と貨物追跡が可能になる。

米航空コンサルティングのシーベリー社の最近の調査によれば、荷主およびフォワーダーを含む回答者の71%が、今後1~3年以内に、より低コストの輸送手段へ、緩やかに、もしくは大きく移行すると予測している。同サービスはまさに、スピードとコストのバランスのとれたサプライチェーンの実現を目指す顧客に最適なソリューションとなる。

契約ベースで提供される同サービスは、2013年から続く、アジアからメキシコ向けに仕向地が拡大されたUPS PreferredR(UPSプリファード) LCL海上輸送サービスや、緊急輸送を必要とする高重量貨物向けのUPS Worldwide Express FreightR(UPSワールドワイド・エクスプレス・フレート)など、アジアでのマルチモーダル・ポートフォリオの強化の一つとなる。

|↑一覧に戻る|