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鴻池運輸、メコン・ベンガル地域で冷凍・冷蔵商品の定期トラック混載便を開始

2014/07/15

鴻池運輸(株)は、ベトナム・ホーチミン-カンボジア・プノンペン-タイ・バンコクを結ぶ南部経済回廊にて、冷凍・冷蔵商品の定期トラック混載便「メコン・フード・エクスプレス」を2014年8月1日より開始すると発表した。

サービス開始に伴い、カンボジア・プノンペンに現地法人KONOIKE ASIA(CAMBODIA) CO.,LTD.を2014年8月1日に開設する。今回の開設により、海外拠点は33拠点(現地法人25社、駐在員事務所8事務所)となる。

同社グループは、顧客の大切な食材や商品を365日、最適な温度管理で保管・配送を行う「定温物流サービス」を最注力分野の一つと位置づけ、日本国内で培ったノウハウの海外展開を行っている。メコン・ベンガル地域(バングラデシュ、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム)では、1993年日系物流企業として初のベトナム進出を果たして以来、冷凍・冷蔵倉庫を3拠点保有し、さらにベトナム・ホーチミン-ハノイ間で冷凍・冷蔵商品の定期混載輸送やタイ国内での定温共配輸送を行うなど、定温物流ネットワークの拡充を図っている。

今回開始する、冷凍・冷蔵商品の定期トラック混載便「メコン・フード・エクスプレス」は、ベトナム・ホーチミンからカンボジア・プノンペンを経由しタイ・バンコクまで、同社が保有する冷凍・冷蔵トラックにて商品に最適な温度で配送を行う。

(1)国境で積み替えを行うことなく同じ冷凍・冷蔵トラックで配送できる
:ベトナム、カンボジア間の相互通行ライセンスを取得しているため、越境時に別のトラックに積み替える必要がなく、輸送時間の短縮や積み替え時の外気温の影響を受けることなく配送することができる。

(2)タイ、ベトナムに保有する冷凍・冷蔵倉庫を活用できる
:タイ、ベトナムに保有する冷凍・冷蔵倉庫3拠点にて、商品に最適な温度管理で保管する。

(3)ベトナム、カンボジア、タイにて冷凍・冷蔵商品の国内配送を行う
:同社保有の冷凍・冷蔵トラックにて、商品に最適な温度で配送を行う。

今後は、ベトナム・ホーチミンからカンボジア・プノンペン、タイ・バンコクを経由し、ミャンマー・ヤンゴンに繋ぐ陸路輸送ネットワークの開発など、同社グループの各拠点と連携し、メコン地域のさらなる拡充を図るとしている。

<新会社の概要>
会社名:KONOIKE ASIA(CAMBODIA) CO.,LTD.
所在地:カンボジア王国プノンペン
設立:2014年7月1日
開設:2014年8月1日
代表者:高林洋平
従業員数:5名(日本人2名、現地スタッフ3名)
資本金:50万米ドル
出資比率:鴻池運輸(株):90%、コウノイケ・シッピング(株):10%
事業内容:国際フォワーディング、倉庫業、トラック事業

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