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日陸、大韓民国に危険物物流に特化した合弁会社を設立

2014/07/10

(株)日陸は7月1日、大韓民国に、韓国化学品物流企業の大手であるHAN-EXPRESS社と化学品のフォワーディングを専業とするKUKDON MES社と危険物物流に特化した合弁会社NRS-HANEX CO.,LTDを設立し、営業を開始したと発表した。

韓国では、2012年設立の合弁会社CALT LOGIS BUD社、2014年3月設立100%独資のNRS LOGISTICS KOREA社に続き3社目の現地法人となる。

近年韓国内では、危険物に関する事故が急増し、2015年1月施行予定の化学物管理法による法規制強化など、危険物物流に関する管理が強化されることが想定されており、韓国内大手企業や日本を含む外資系企業等から、法令遵守やグローバルレベルの安全管理能力やその実現能力を備えた危険物物流サービスへのニーズが高まっている。

新しく設立されたNRS-HANEX社は、それらの需要に素早く対応すべく、合弁3社の危険物物流ノウハウとネットワークを最大限活用し、危険品倉庫、輸送、輸出入通関等の物流SCMのトータルサービスを提供する予定で、2015年度内の完成をめどに化学品や電子産業の集積している平澤地区に危険物倉庫建設を計画している。

同社は、今春釜山新港後背地にマイナス温度で管理できる本格的危険物倉庫を開業すると共にソウルに100%独資のNRS LOGISTICS KOREAを設立するなど韓国での危険物物流に積極的に進出し、韓国において在庫管理システムによる可視化等、日本と同様のサービスを提供できる体制を整え、日系企業だけでなく韓国化学企業や外資企業の要望に応えていくとしている。

<合弁会社の概要>
名称:NRS-HANEX CO.,LTD
所在地:ソウル特別市中区長橋洞1 長橋ビルディング
資本金:60億ウォン
株主構成:日陸 45%、HAN-EXPRESS 45%、KUKDON MES 10%
代表者:代表取締役社長 安熙晩(HAN-EXPRESS常務)
代表取締役副社長:山之内純(日陸専務)

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