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日本通運、1350t吊クローラークレーンを導入

2014/07/02

日本通運(株)は、このほど、LNGプラント設備などの重量物を吊り上げる移動式クレーン「1350t吊クローラークレーン」を導入したと発表した。

このクレーンは、東南アジア地区に配備し、本年5月よりマレーシア・ビンツルのLNG建設プロジェクトですでに稼働しているという。

近年、ベトナム、マレーシア、ミャンマーなどの東南アジアを中心としたLNGや石油精製などのプラント建設では現場作業の効率化や作業員の省力化のため、設備機器を生産拠点で組み立てた状態(モジュール化)で輸送し、そのまま現地で据え付けを行なうケースが増えており、大型クレーンによる作業を求められるケースが多くなっている。

同社は、このような工法の変化や建設部材の大型化、モジュール化に合わせ、海外プラント建設需要に確実に対応するため、1350t吊クローラークレーンを新規導入した。

また、海外大型プラント建設工事は長期間にわたり、工事期間の変更も発生する傾向があるが、自社設備のため工事計画の変更にも柔軟に対応することができる。

同社は、重機建設事業の強化を目的に本年4月、ベトナム日通エンジニアリング(株)を設立し、タイ日通エンジニアリング(株)と共に重機建設事業の強化を図っている。このたび、すでに所有する550t吊、600t吊、800t吊、1250t吊クローラークレーンに、さらに能力の高い1350t吊を増備し、成長著しい東南アジアでの重機建設需要を取り込んでいくとしている。

<1350t吊クローラークレーンの概要>
導入設備:1350t吊クローラークレーン
導入場所:マレーシア
導入時期:2014年5月
投 資 額:約15億円

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