2014/06/25

SGホールディングスグループの海外事業統括会社であるSGホールディングス・グローバルPTE. LTD.（以下、SGG）の韓国子会社SAGAWA LOGISTICS KOREA CO., LTD.（以下、SLK）は、韓国仁川国際空港の自由貿易地域物流団地内に新倉庫を開設し、輸入通関サービス事業を6月19日より開始したと発表した。

現在、日・韓・中の間で自由貿易協定（FTA）の交渉が進む中、通販ビジネスにおいて、将来的にさらなる貨物の動きの活発化が予想されている。SLKはこれまで、韓国においてクーリエやフォワーディング事業等を行ってきたが、このような状況を受け、SLKは、特に取り扱いが増加している海外からの越境通販貨物を成長分野ととらえ、韓国仁川国際空港の自由貿易地域物流団地内に新倉庫を開設するとともに、韓国国内での通販輸入貨物の通関サービスを開始した。当初は海外代理店からの韓国向けに出荷する通販貨物（月間12万個程度）を中心に取り扱い、来年度には月間取扱個数25万個を計画している。

SGホールディングスグループでは、今回の輸入通関施設開設により、韓国における確実かつ競争力のある通販貨物の受け皿を用意することで、日本及び海外のグループ拠点とのネットワーク強化を図るとともに、既存のクーリエ事業、一般航空貨物事業とのシナジー創出を通じ、SLK及びグループ海外事業の成長を推進し、顧客により利便性の高い物流ソリューションを提供していくとしている。

＜韓国の新倉庫の概要＞

倉庫規模：約1,700平方メートル（倉庫：1,500平方メートル、事務所：200平方メートル）

主な設備：X線検索機　2台、実時間貨物判読システム、貨物自動仕分システム