2014/06/05

SBSホールディングス(株)のシンガポールの現地法人 SBS Logistics Holdings Singapore Pte. Ltd.（以下、SLHS）は6月1日、100％子会社であるドレージ輸送会社 GIM GUAN FREIGHT Pte. Ltd.（以下、GGF）を吸収合併し、併せて新オフィスに集約移転したと発表した。

シンガポールの現地法人 SLHSは、SBSグループのアジア展開を推進・統括する機能と同国における物流事業を担っている。一方、GGFは、1987年創業のドレージ事業（コンテナ輸送）を行うシンガポール企業で、2014年1月にSLHSが全株式を取得した。

今般の合併は、SLHSのフォワーディング事業とGGFのドレージ事業を一体化させることで、事業領域の拡大、コストダウン、輸送品質の向上、新たな顧客開拓などの相乗効果を狙うもの。同時に、手狭となっていたSLHSのオフィスを移転し、GGFの管理部門を集約することで、業務の効率化と管理コストの低減を図る。

合併によりSLHSの従業員数は、GGFから35名が加わり48名となった。新オフィスは、シンガポールのチャンギ国際空港から車で約15分の距離にあり、利便性の良い場所だ。広さは約370平方メートルで、旧オフィスの2倍以上に拡張した。

新オフィス住所：No.61 Ubi Avenue 1, #05-10. UB Point Singapore - 408941

合併後、GGFは、SLHSの運送事業部門となる。年内にはトレーラー14台のほかトレーラーヘッドやトラックの増車を計画。ドレージ輸送能力は、トレーラーヘッド14台、トレーラー95台、トラック5台となる予定。

今後、SLHSは、シンガポールにおいて国際貨物輸送、国内輸送の拡大に努めるとともに、倉庫事業やCFS（コンテナ・フレイト・ステーション）事業などへの進出も検討し、顧客の物流ニーズにワンストップで応えられる物流企業をめざしていくとしている。