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日通、カンボジア発新輸送サービスを開始

2014/04/08

日本通運(株)は、プノンペン発日本向けの複合輸送サービス「NEXSAO - CAMBODIA SAT(Truck & Sea / Truck & Air)」を4月1日から開始したことを発表した。

新サービスは、プノンペン-ホーチミン間をトラック輸送し、ホーチミン発の船舶または航空便に接続し、日本へ輸送する。船舶の場合は東京港・名古屋港・大阪港等の主要港、航空便の場合は成田空港や羽田空港を仕向地としている。

従来、プノンペンから日本へ輸送する場合、プノンペン港を利用した海上輸送またはプノンペン空港を利用した航空輸送に限られていたため、「直行便がない」「大量輸送のスペースが確保できない」などの問題があった。また、カンボジアへの進出企業増加にともない、日本への物流ニーズが多様化しており、顧客が望んでいるサプライチェーンやデマンドチェーンの構築が求められている。

同サービスでは、プノンペン-ホーチミン間を陸送することにより、東京港・名古屋港・大阪港といった日本主要港までの海上輸送で最大6日のリードタイム短縮が可能となった。一方、航空便では直行便による安定したスペースの確保を実現した。

これにより、カンボジア日本通運が拠点を構えているプノンペンから日本への輸送については、輸送量・リードタイム・コストなど顧客のニーズに合わせた最適な物流サービスで応えるという。

さらに、カンボジアの経済成長を牽引する主要産業のひとつであるアパレル産業の顧客は、ハンガーコンテナーによる輸送も利用できる。

同社はこれまで、東南アジアにクロスボーダートラック輸送網を展開しており、各種輸送モードとサービスを組み合わせて商品を拡充してきた。今後は日本向けのみならず、全世界向けにも注力し、アセアン地域での輸送網拡充を図り、多様化する物流ニーズに応えていくとしている。

<Truck & Seaサービスの特徴>
(1)プノンペン港を使用した海上輸送に比べ約6日間短縮
(2)プノンペン出荷から日本主要港到着まで所要日数約11日を実現
(3)サービス頻度は週に3~4便と出荷に合わせた利用が可能
プノンペンで貨物受託後、同社独自のトラック輸送網を利用してプノンペン-ホーチミン間をトラック輸送し、ホーチミン発の海上輸送に接続、圧倒的な速さを実現した。

<Truck & Airサービスの特徴>
(1)プノンペン空港利用と同等の料金を実現
(2)安定したスペースの確保を実現
(3)定時性のあるスケジュール、ご依頼にあわせたスケジュールで利用が可能
顧客のプノンペンにある工場からホーチミン空港までを同社独自のトラック輸送網を利用してダイレクトで結び安定性、定時性を実現した。

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