2014/03/13

鴻池運輸(株)のグループ会社、鴻池亜細亜物流（江蘇）有限公司は、中華人民共和国江蘇省常熟市に商品保管から流通加工、中国国内配送、三国間輸送まで一貫して対応できる「鴻池常熟物流センター」の建設を着工したことを発表した。稼働開始は2014年10月を予定しており、2月17日に現地で地鎮祭を執り行った。

長江デルタ地域の中心部にある江蘇省常熟市は、上海市から車で1時間、蘇州市、無錫市へは30分で到達できる好立地に位置し、多くの日本企業が進出している。新センターの建設予定地である江蘇常熟新材料産業園は、フッ素化学、ファインケミカル、バイオ医薬品などを製造する企業が入居している工業団地だ。

今回建設する「鴻池常熟物流センター」は、江蘇常熟新材料産業園では“初”、江蘇省常熟市においても数少ない、商品の適正温度に合わせた「温度管理」、加圧式による「防塵対策」などの設備を備えた最新鋭の物流センターで、フッ素化学製品、ファインケミカル製品、エンプラ樹脂、電子部品など繊細な取扱いが必要なハイテク製品の保管が可能。

今後は、上海、香港、青島など中国にある同社グループ8拠点（海外法人5社、駐在員事務所3事務所）と連携し、中国における物流ネットワークのより一層の充実を目指すとしている。

＜鴻池常熟物流センターの概要＞

住所：中国江蘇省常熟市新材料産業園海天路9号

敷地面積：約1万4,000平方メートル

倉庫面積：約8,600平方メートル（鉄骨平屋建て）

仕様：温度管理（18度）、加圧による防塵対策、エアーシャッター、ドッグシェルター