2014/03/12

日本通運(株)の現地法人、メキシコ日本通運(株)（以下、メキシコ日通）とブラジル日本通運(有)（以下、ブラジル日通）は、メキシコからブラジルへの発着一貫責任体制による海上混載輸送サービスを3月1日から開始したことを発表した。

本混載サービスは、メキシコ日通のメキシコシティ、シラオ、アグアスカリエンテス、ケレタロ、グアダラハラ、モンテレイの6拠点で受託し、リオデジャネイロ港とサントス港にあるブラジル日通にて引き渡します。発地、着地ともに自社スタッフによる作業を行い、高品質な輸送サービスを提供いたします。

近年、メキシコとブラジルには自動車産業を中心とした企業進出が多く、両国間の物流量も増加し、輸送ニーズに合わせた様々な輸送モードや安定した輸送への需要が高まっている。

しかし、ブラジルでは貨物によっては事前に輸入ライセンスの取得が必要な場合があり、その手続きの不備により輸入許可を得られず輸送の遅延などが発生することがある。同社グループは申告書類の事前確認システム「グリーン・ライト（貨物の再検量、本船ブッキング時にブラジル輸入申告に必要な8桁の税関番号及びB／Lの事前確認を同社が顧客に代わり実施するサービスの名称）」を本混載輸送サービスに加えることで、着地での手続き上のトラブルを解消し、安定した輸送サービスを可能にした。

同社は今後も中南米域内物流サービスの拡充をおこない、顧客のニーズに即した高品質な輸送サービスを提供していくとしている。