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センコン物流、仙台いちごをロシアウラジオストクで試食販売会実施

2014/01/28

センコン物流(株)は、宮城県の「平成25年度ロシアビジネス支援事業中小企業者等支援業務」を受託し、全国農業協同組合連合会宮城県本部と宮城県JAみやぎ亘理産仙台いちごのロシアビジネスに関する取り組みを支援することを発表した。

東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県特産の仙台いちごの生産地である亘理山元地区においては、国、県等の復興関連事業の支援等の下、近代的施設を具備した新たないちご団地での本格的生産が平成25年度より始まり、宮城県が開発した品種『もういっこ』の栽培も復興を遂げた。

仙台いちごの生産が大幅に回復するこの機会を捉え、これまでの販売チャンネルを海外にも広げることにより、一層のブランド化と生産の拡大を図るという。今般、ロシア向けに仙台いちご『もういっこ』を仙台空港から韓国仁川空港経由で初輸出し、同社の持つロシアビジネスのノウハウを活用、平成26年2月と3月にロシアウラジオストクにあるスーパーマーケットで試食販売会を実施する。現地の多くの方々に宮城県JAみやぎ亘理産仙台いちご『もういっこ』を試食いただき、認知度向上を進めながら、さらなる宮城県青果物輸出の品目拡大に向けた調査も行うとしている。

<センコン物流のロシアビジネス>
平成17年に現地法人を設立し、ウラジオストク市にある倉庫およびアンテナショップを活用して、日本企業の商品の委託販売事業を行っている。平成22年にはロシア極東部に本拠をおく有力流通企業であるブラゼルグループ傘下の物流会社VLロジスティクス社と資本提携および業務提携を行い、同グループ傘下の輸入専門会社「ALL JAPAN」およびスーパーマーケットを展開する「VLマーケット」をカウンターパートとして、食料品輸出をしている。

また、平成23年から鳥取県のロシアビジネスサポートシステム設置運営業務を受託し、ロシアウラジオストクおよび鳥取県境港の両市でビジネスサポートセンターを設置・運営しており、両センターとの連携により鳥取県内企業の海外展開支援を行っている。これらの業務受託を通じてスイカや梨をはじめとする鳥取県産の農産物のロシア輸出にも携わっている。その他にも、秋田県産のリンゴ(サンふじ)輸出の実績もあり、同商品を平成26年2月下旬から再出荷する予定。

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