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DHL、新たにメキシコ向け「LCLダイレクトボックス」を開始

2013/12/13

DHLグローバル フォワーディング ジャパン(株)(本社:東京都墨田区)は、日本とメキシコを結ぶ海上小口混載輸送(LCL)の新サービス「LCL1 ダイレクトボックス」を12月13日より毎週開始すると発表した。横浜港からメキシコ マンザニーロ港まで積み替え無しで直接輸送するこの新しいサービスは従来に比べ輸送所要日数を約10日間短縮し、スピーディな貨物輸送が確保されるうえ、40%のCO2排出量の削減にも貢献するという。

12月11日以降、同社の顧客にはマンザニーロ向けのLCLダイレクトボックスサービスを、横浜発25日、東京、名古屋、大阪、神戸発27日、博多発28日の輸送日数で利用可能となる。

LCLダイレクトボックスサービスでは、横浜以外に、日本側のコンテナ・フレイト・ステーション(CFS)がある東京、名古屋、大阪、神戸および博多からも集荷、積み込みを行い、日本発の貨物を横浜港に集約しコンテナに仕立てる。横浜港からメキシコ側仕向け地であるマンザニーロ港まで、途中の中継港なしでダイレクトに運ぶため、今回の大幅なリードタイムの短縮が実現した。また中継地でのコンテナの開封・再仕立てのための別のコンテナへの積み替えも発生しないことから、製品への潜在的ダメージが著しく減少する。その結果、取り扱いと輸送に要する時間が大幅に短縮され、かつ安定した輸送スケジュールが見込めるため、顧客にとっては納期のコントロールが容易になり、在庫管理のコスト軽減にもつながる。

同社では市場の成長性に注目し、2011年イントラアジア(アジア域内)の航路を皮切りに、2012年はアジアからロサンゼルス、シカゴ、ハンブルク、ミラノを含む北米およびヨーロッパ大陸へ仕向地を拡大し、海上小口混載サービスの強化に取り組んでいる。日本発のサービス拡充としては、2011年に東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、博多の6CFSから、中国・大連、寧波、青島、天津新港、上海、厦門、香港、韓国・釜山、台湾・高雄、基隆など北アジア向けに大幅増便した。そして2012年は、日本からタイのバンコク、インドのチェンナイおよびニューデリー向けに、2013年はブラジルのサントス向けに直行サービスを開始するなど、日本発の海上小口混載輸送サービスのさらなる強化を図っている。

同社はLCL総貨物量のうち97%以上を自社で輸送するグローバルネットワークを擁し、貨物の追跡サービスをはじめとしたITソリューションに加え、同社が世界各地の専門スタッフが適切かつ迅速な通関サービスを提供することによってサプライチェーン全体で顧客の貨物を管理し、スピードと正確性、コスト効率の実現を可能にしている。

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