2013/10/25

(株)日立物流は、マレーシアでは2つ目となる自社倉庫をセランゴール州バンギに建設し、｢クアラルンプール・ロジスティクス・センター｣を開設したことを発表した。

マレーシアは、建設業やサービス業等を牽引役として高い経済成長が続いており、小売業界では、大型複合ショッピングセンターの開発が相次ぎ、専門店の多店舗展開が進んでいる。また、2010年以降、流通業に対する資本規制が撤廃され、外資参入の障壁が低くなってきている。

このような状況の中、ショッピングセンター等の事業を手掛ける同社の顧客は、マレーシアにおけるビジネスを積極的に拡大しており、今般、当顧客の物流業務受託（倉庫内作業・店舗配送等）が決定したことで、当センターを開設することとなった。

当センターは、クアラルンプール空港とクアラルンプール市内の中間に位置し、クラン港へも約60kmと比較的近く、陸海空の物流拠点として、市内への配送や保税倉庫として最適な立地条件にある。建設工事は1期、2期に分けて実施され、それぞれ工事完了後、5月、10月に稼働している。なお、1期は、新規に受託した顧客の常温保存可能な食品や生活雑貨を取り扱っており、2期は、複数拠点に分散していた既存案件を集約し、家電・食品等を取り扱っている。

＜マレーシアの新物流センターの概要＞ 

名称：クアラルンプール・ロジスティクス・センター

所在地：セランゴール州バンギ

建屋：地上2階建

延床面積：約3万1,600平方メートル

主な取扱商品：小売関連、家電・食品関連 等

稼働時期：2013年10月

※1期分は2013年5月稼働