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日本通運、マレーシア日通ハラル物流認証申請が完了、取得へ

2013/09/20

日本通運(株)の現地法人、マレーシア日本通運(株)は、マレーシアで2014年度中にも物流に関するハラル認証を取得すると発表した。

ハラルとはイスラム法に適合しているという意味であり、豚肉やアルコールなどを含まない食品などを指す。現在、世界のイスラム教徒人口は、約16億人といわれ、これに関連するハラル産業の市場規模も、2兆米ドルを超えるまでに拡大しているといわれている。イスラム教を国教とするマレーシアは、国策としてハラル認証制度の拡充を図っており、この基準を満たした国産のハラル製品は、世界で最も信頼のおけるものと認知されている。

マレーシアでは、これらの製品を市場に供給するための物流分野(ハラル物流)への関心が高まりを見せている。今般、同国政府は、食品・化粧品・医薬品に続き、物流に関するハラル認証(MS2400)の受付を2013年7月より開始した。

マレーシア日通では、すでにMS2400認証申請を完了した。日系物流企業として初の認証取得を目指すとともに、イスラム法に則したハラル専用車両の導入など、同国内での貨物の受託体制の整備を適宜進めている。

また、MS2400取得にともないイスラム法に関わるコンプライアンス認証(MS1900)も必要なことから、MS1900も同時に取得するという。

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