鴻池運輸㈱は8月10日、グループ会社のKonoike-Pacific California,Inc.(KPC)が自社既存敷地内に輸入食品の取り扱いを主とした冷凍・冷蔵倉庫を増設すると発表した。
着工は2022年10月、稼働開始は2024年4月の予定。投資額は2,260万USドル。
今回の増設は、輸入食品の冷凍・冷蔵保管・配送の旺盛な需要に対応し、KPCがカリフォルニア州ウィルミントン地区に保有する既存倉庫の鉄道貨車引込線の一部を除去した用地に、延床面積6,700㎡、保管能力1万6,000パレットの倉庫を建設するもの。既存倉庫と合わせると、KPC全体では延床面積2万5,000㎡、保管能力4万パレットとなる。主な取扱品目は冷凍肉・水産品、冷凍果汁等の輸入食品。
●KPC倉庫の概要と特徴
延床面積:2万5,000㎡(うち増設倉庫6,700㎡)
規模:鉄骨平屋造
特徴
・保管能力4万パレット(うち増設倉庫1万6,000パレット)
・過積載輸送可エリアに立地
・トラックドック56基
・急速冷凍機能
・過積載輸送可能エリアに立地
・USDA検査(米国農務省の検査官による輸出入の食肉業務)実施指定倉庫
取扱品:冷凍肉・水産品、冷凍果汁等の輸出・輸入食品
所在地:1420 Coil Avenue Wilmington, CA U.S.A.
増設倉庫稼働予定:2024年4月
鴻池運輸は1985年にロサンゼルスに現地法人を設立。1995年にKPC冷凍・冷蔵倉庫の稼働を開始して以来、長年にわたり現地米国企業を中心に質の高い物流サービスを提供し、事業を拡大してきた。現在北米では、KPCのほかに冷凍・冷蔵倉庫事業を担うKonoike-General,Inc.(KGI)、およびKonoike-E Street,Inc.(KES)、輸出入業務や大型重量物一貫輸送・据付作業を担うKonoike Transport & Engineering (USA),Inc.(KTE)の計4社を「K-PACグループ」として運営している。KPC倉庫増設後、KPC、KGI、KESの冷凍・冷蔵倉庫の保管能力は7万5,000パレットとなる。
●鴻池運輸Web サイト「アメリカの冷凍・冷蔵物流サービス紹介」
https://www.konoike.net/lineup/us-temperature.html