NIPPON EXPRESSホールディングス(株)は4月8日、グループ会社の日本通運(株)が4月5日を発効日として、関西国際空港の国際貨物上屋内で運営する温度管理施設 「NX-PHARMA Logistics Hub Kansai Airport」で、IATAが提唱する医薬品輸送品質認証「CEIV Pharma」を取得したことを明らかにした。

日本通運は関西エアポート(株)が主催するKIX Pharmaコミュニティに参画し、同社の支援を受けながら、同認証取得に向けて取り組んできた。関西国際空港で、CEIV Pharma認証を取得した施設を運営する航空貨物フォワーダーとして安全かつ高品質な温度管理輸送サービスを提供する。

国内では、2021年2月に成田空港近郊拠点「Narita Temperature Controlled HUB」で同認証を取得しており、東西ゲートウェイ空港を結ぶ医薬品物流ネットワークの構築を実現した。

●CEIV Pharma(The Center of Excellence for Independent Validators in Pharmaceutical Logistics):国際航空運送協会(IATA)が策定した医薬品の航空輸送に関する品質認証制度で、世界各国で異なる医薬品の保管・輸送基準(GDP)を包括的に網羅した高い基準を定めている。