海運ソフトウェアの世界的大手企業であるVeson Nautical（Veson）は3月17日、フランシスコ・パートナーズが、既存出資者のパムリコ・キャピタルおよびVesonの創業者でCEOのジョン・ベソン氏と共に、同社に大型株式投資を行う正式合意を取り付けたと発表した。
フランシスコ・パートナーズは運用資産300億ドルを超える世界的な大手投資会社で、テクノロジー事業分野での提携に特化し、同社主力のプライベート・エクイティを通じて投資を行っている。
フランシスコ・パートナーズとパムリコ・キャピタルからの新たな投資によって、Vesonは組織成長戦略と製品全般におけるイノベーションをさらに促進することが可能となるほか、海運業を推進する標準プラットフォームになるという同社の企業使命が意思決定を最適化し、業界参加者をデジタル的に結びつける製品およびワークフローへの継続的な投資を通じて達成されることになる。
今回の投資は、最近行われたOceanbolt （商品・運送業界の市場戦略情報プラットフォーム）の買収に続いて、同社が目標としている買収戦略をさらに推し進めることとなる。
1万8,000以上のユーザーを有するVesonは、海運業を推進するデジタルソリューションの開発・実装・サポートにおける世界的市場リーダー。海運業界における意思決定プロセスの刷新を目的として創設された同社は、継続的なイノベーションへの取り組み、協力精神、顧客の成功へむけてのコミットメントを原動力として成長を遂げてきた。絶えず変化を遂げる市場でデジタル時代の新たな好機を模索するバルク海運貨物の世界最大クラスの海運業者にとって、Vesonは信頼のおける提携会社として評価されている。
Vesonの創業者・CEOのジョン・ベソン氏は今回の大型投資の合意を受け、「海運業者は彼らの海運業務の最適化を目指しており、今回の投資は現代の商業輸送市場での革新的デジタルソリューションの開発へ向けての当社のコミットメントを明確にした。今後はフランシスコ・パートナーズおよびパムリコ・キャピタルと共に、当社の使命を推し進める機会を一段と増やし、海運業界の刷新を図っていく」とのコメントを発表している。
●Veson Nauticalについて
Vesonは海運業界における意思決定の方法を刷新するために創業し、海運業を推進するソリューションの開発・実装・サポートにおける世界的な市場リーダー。継続的なイノベーション、協力精神、顧客の成功に対する継続的なコミットメントを原動力として成長を遂げ、海運業者がデジタル時代の新たな好機をつかみとろうとする中、同社は信頼のおける提携会社として評価されている。
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