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ウィルヘルムセン、アレンケル・タンカーズ株大量取得

2022/01/13

ウィルヘルムセン・シップマネージメントは、ドイツ・ハンブルグに本社を置くアレンケル・タンカーズの株式の過半数を取得する契約を新たに締結し、タンカー市場での地位強化を確立した。

今回の取引により、ウィルヘルムセン・シップマネージメントは、アレンケル・タンカーズの5隻のタンカーの管理を引き継ぐことになる。ウィルヘルムセン・シップマネージメントは同取引によりアレンケル・タンカーズの80%の所有権を獲得し、残りの20%は既存オーナーであるMPCキャピタル・グループが保有し、アレンケル・タンカーズは新たにバーバー・シップ・マネージメント社として再スタートを切る。

ウィルヘルムセン・シップ・マネージメントは1975年に香港での設立当時、バーバー・シップ・マネージメント・リミテッド名で親しまれていた。その後、2009年に子会社であったインターナショナル・タンカー・マネジメント社(ITM)を売却し、タンカー市場から撤退したが、タンカーに対する規制が改善されたことを受けて、2年前に撤退の決定を撤回した。

バーバー・シップ・マネージメント社は、ウィルヘルムセン社のタンカー部門における新たな専門的知見を備えた管理部門として、今年1月1日より活動を開始している。。

●ウィルヘルムセン・シップマネージメントについて
ノルウェーのウィルヘルムセンのグループ会社であるウィルヘルムセン・シップ・マネージメントは、450隻の管理船と1万800人以上の船員を擁する世界最大級の第三者船舶管理会社。同社はLNG/LPG、Ro-Ro、PCC/PCTC、コンテナ船、クルーズ船、バルクやオフショア船といった様々な船舶セグメントに対して、高度な技術および乗組員管理サービスを提供している。また、世界の8つのオフィスで管理を行い、10か国に10か所の乗組員配乗オフィスを構え、乗組員ネットワークを強化している。その他の主なサービスとしては、ドライドッキングサービス、レイアップサービス、新造船の監督業務等がある。

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